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債券トレーダー、17年の4回利上げなど信じず-3月雇用統計見極めへ

Bloomberg

4-6月(第2四半期)が始まり、債券トレーダーらは米連邦公開市場委員会(FOMC)のどの当局者が米経済を最もしっかりと見定めているかを、最新の雇用統計から見極めようとするだろう。

10年物米国債利回りは3月31日、同月の最低付近で終了した。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は同日、2017年に3回の利上げという予想は「妥当」であり、景気は過熱していないと述べた。一方、ボストン連銀のローゼングレン総裁はその2日前、過熱のリスクに言及し17年の4回利上げが妥当になることもあり得るとの考えを示した。サンフランスシコ連銀のウィリアムズ総裁も4回利上げの可能性を排除しなかった。

しかし債券市場はニューヨーク連銀のダドリー総裁を信じた。リフレトレードへの疑念も深まる中で、市場に基づくインフレ期待は今年の最低水準からあまり高まろうとしない。経済指標が予想を上回る度合いもシティグループのデータによると、14年来の高水準から離れつつある。

アリアンツ・インベストメント・マネジメントの投資ストラテジスト、ジョン・ブレデマス氏は「米国債市場はより慎重な見方をし、『証拠を示せ』と言っている」と指摘。「いろいろな約束があるが、インフレ加速が金利上昇を正当化することについてわれわれはここ数年に何度も失望させられている」と話した。

7日発表の3月の米雇用統計が、いずれかの証拠になる見込みだ。ブルームバーグの調査では中央値で、雇用者数17万5000人増が見込まれている。

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